2019年5月16日(木)10:00よりアポイント
を取りドメーヌ ブルソー ペール エ フィス
へ訪問してきました。

シャンボール ミュジニー の街中から
少し離れた倉庫団地(Gilly les Citeaux)
の一角に新築された
最新鋭カーヴに道中迷いながら到着すると
現当主の Remy Boursot レミー氏 が
心配顔で待っていてくれました。

車から降りると、カーヴの中から二人の息子
長男のRomaric ロマリック
次男のRomuald ロミュアルド
も迎えに出てきて大歓迎を受けました。

そもそも、フランス国内のみで一切輸出を
していなかったドメーヌを、二人の息子が引き継ぎ
徐々に先代のレミーを説得しながら
ワインのスタイルも変えてゆき
海外にまで販売するようになりました。
その日本単独輸入会社が弊社になりますm(*_ _)m.。

醸造所も新築し
「いつでも拡張できるようにこの倉庫はできてるんだ」と
まだまだ意欲満々のレミー氏!
弊社以上に彼らの私たちに対する
思い入れがあったのかも知れません。


弊社のワインが梱包され出荷の準備が
整ってました。
1年待った 2016年 Chambolle Musigny "Les Nazoires",
Chambolle Musigny 1er Cru "Les Fuées" Vieilles Vignes,
そして今回初登場の 2016年 Gevrey Chambertin,
Volnay も買い付けてあります。
同時に2017年 ラインナップも一緒に入ってきますよ!


左端が次男のロミュアルド氏
先代までのクラシカルなスタイルから
洗練されたエレガントなスタイルへと変貌させた
栽培醸造担当がロミュアルド氏になります。

左2番目が長男のロマリック氏
マネージメント販売を担当しています。
「松澤さんは何代目ですか?」
「1901年創業で4代目、7人目の社長になりますが・・・」
前々日に韓国人のワイン業者さんにも同じ質問をされ
その時は大変ビックリされたのですが
今回、ロマリック氏の反応はというと
「うちは1500年代から続いていて、
わたしで14代目、15代目も生まれましたよ、ハァハァハァ」
恐れ入りました!

このあと2017年のテイスティングに移り
Chambolle Musigny "Les Nazoires"
Chambolle Musigny 1er Cru "Les Fuées" Vieilles Vignes
はシャンボールらしい可愛らしい
チャーミングな赤い果実でブルソーの力強さも
健在な逸品になってました。

他になにかリクエストはと聞かれたので
「以前 1995年や1998年のバックヴィンテージを
 いただいて、即完売してしまったのですが
 まさか他にはないですよね?」
と、恐る恐る聞いてみると
「あるよ~」と

「何年でどこの区画かわかるかい?」

正解は 1994年 フュエ でした!
室内の照明でレンガ色に見えるから
太陽の光の下まで連れて行かされ
「ほら、健全な色でしょ!」
ここまで言ってくれるのでしたら
オファーくれるんでしょうね?

ブルゴーニュの生産者に
あまりクレクレ言うと
へそ曲げてしまう人がいるので
ブルソーさん達はそんなことはなさそうでしたけど・・・
とにかくオファー待ちなんですよね。

次のスケジュールが迫ってる中
まだ何か質問やリクエストはと聞かれ
詰まっていると
レミー氏の方から
今春の霜対策の話が出てきました。
日の出2時間前から、藁を焼き
煙の層を作って
太陽の直射日光を浴びせないようにするそうです。
ブドウ樹に付いた霜(氷)が
レンズになり太陽光線で
焼かれてしまうそうなんです。
また、畑の畝にはランタンを
いくつも炊いて、防寒対策もしました。
画像も見せてもらいましたが
夜明け前の幻想的な風景になり
写真愛好家にとっても格好のスポット
だったようです。

ブルソーさんの最新ワインは
6月ルアーブル出港
7月東京到着予定になります。
以上、訪問レポートでした。

松澤孝仁

Boursot Pere et Fils のリンクはこちらから

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