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2021年 ベッサン トランブレイ シャブリ ヴァルミュール 750ml フランス ブルゴーニュ 白ワイン
Domaine Bessin Tremblay Chablis Grand Cru Valmur
白ワイン 750ml
[AOC]シャブリ 特級畑
[評 価]94+点
The 2021 Chablis Grand Cru Valmur is a taut, chiseled wine, unfurling to reveal aromas of citrus zest, crisp green apple, iodine, white flowers and freshly baked bread. Medium to full-bodied, layered and concentrated, it's bright and racy and concludes with a penetratingly saline finish. As ever, it's one of the best Chablis of the vintage.
The Wine Advocate (Sep 08, 2023)
張りのある彫りの深いワインで、柑橘類の皮、さわやかな青リンゴ、ヨード、白い花、焼きたてのパンの香りが広がります。ミディアムからフルボディ、層状で凝縮感があり、明るく際どい味わいで、最後は突き抜けるような塩味の余韻で終わります。相変わらず、このヴィンテージの最高のシャブリのひとつです。(直訳)
[輸入元コメント]
ドメーヌが唯一所有する特級畑はヴァルミュール。大柄で重量感のあるシャブリを生み出すクリマといわれているが、このワインの凝縮感もただごとではない。白桃や砂糖漬けのレモンピールに蜂蜜。ミネラルが堅牢なストラクチャーを構成し、じつにパワフル。
商品コード : 40169064 |
製造元 : Jean Claude Bessin |
価格 : 11,330円(税込) |
750ml |
ポイント : 113 |
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フランス
■Domaine Jean Claude et Romain Bessin
フィネス、フローラル、ミネラル シャブリらしいシャブリを造る男
ジャン・クロード・ベッサンがシャブリでワイン造りを始めたのは1989年。
彼自身は建築家を目指していたが、妻の実家のトランブレイ家に跡取りがなく、そのブドウ畑を受け継ぐことになった。義父自身は協同組合に属していたという。
今日、ブドウ畑の面積は12haあり、シャブリ(ノーマルと樹齢45〜55年の「ヴィエイユ・ヴィーニュ」の2種類)、1級モンマン、ラ・フォレ、フルショーム(ノーマルと「ラ・ピエス・オー・コント」の2種類)、特級ヴァルミュールの5アペラシオンから7種類のワインを造っている。
2005年まで、ラ・フォレはモンマンにアッサンブラージュされていた。 フルショームのラ・ピエス・オー・コントは、シャトー・ド・マリニーの伯爵家が所有していた区画だが、こちらも跡取りがいなかったため、シャトーで働いていたトランブレイ家の先代が伯爵夫人から譲り受けたものである。
ワインの醸造はヴィンテージとアペラシオンに応じて、ステンレスタンクと小樽を使い分けている。
2011年ヴィンテージを例にとれば、ノーマルのシャブリは30%が樽で残りはステンレスタンク発酵・熟成。一方、ヴィエイユ・ヴィーニュは100%ステンレスタンクで発酵の後、10%のみ樽熟成を施す。
1級モンマンは100%樽発酵だが熟成期間は6ヶ月に留め、その後12ヶ月のステンレスタンク熟成。フルショームはノーマルが100%樽発酵、樽熟成なのに対し、ラ・ピエス・オー・コントは樽発酵は35%のみで、残りはステンレスタンク発酵。12ヶ月後にアッサンブラージュし、6ヶ月間のステンレスタンクで熟成を続ける。
特級ヴァルミュールは30%が樽発酵、残りはステンレスタンクだ。
必ずしも上位のキュヴェに多くの樽をあてがうわけではないところが面白い。
ジャン・クロードは自身の目指すワインのスタイルを「フィネス、フローラルさ、ミネラル感」といっており、事実、どのキュヴェもシャブリのエッセンスが詰まった、フローラルな香りとミネラルを感じさせる、繊細なスタイル。
とくに貝類を使った刺し身や寿司にはピタリとはまる。
2020年ヴィンテージからジャン・クロード・エ・ロマン・ベッサンがドメーヌ名を変更し、ベッサン・トランブレイとなった。 ちなみに、元々の地所の大部分がジャン・クロードの妻エヴリンヌ方のトランブレイ家の所有である。
