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2015年 ボンスリーヌ コートロティ ラ ヴィアリエール 750ml フランス ローヌ 赤ワイン
Bonserine Côte Rôtie La Viallière
赤ワイン 750ml
[AOC]コートロティ
[評 価]93点
More concentrated and powerful than the la Sarrasine bottling, the 2015 Cote Rotie la Vialliere still isn't overdone, delivering ample weight but also a suggestion of elegance in its creamy mid-palate and velvety finish. It shows some toasty notes upfront but balances them with strong black olive and plum fruit and some meaty nuances, ending long and harmoniously.
234, The Wine Advocate(30th Dec 2014)
2015年のコート・ロティ・ラ・ヴィアリエールは、ボトリングされたラ・サラジーヌよりも凝縮感と力強さを兼ね備えており、まだやり過ぎず、十分な重量を提供するだけでなく、クリーミーな中間口蓋とビロードのような後味でエレガンスを示唆しています。 トーストの香りが先に現れますが、力強いブラックオリーブとプラムの果実味と肉のようなニュアンスとバランスが取れており、長く調和のとれた終わりを迎えます。(直訳)
[輸入元コメント]
ラ・ヴァリエールという区画のブドウのみから造られたキュヴェ。浅い土壌からストラクチャーのしっかりしたワインが生まれる。深遠な色合いはグラスの向こう側が見えないほど。スミレ、グリオット、スパイスに焙煎香も混じる。口当たりは柔らかく、タンニンは果実味の中によく溶け込んでいる一方、骨格はしっかり。
商品コード : 40169016 |
製造元 : Bonserine |
価格 : 9,900円(税込) |
750ml |
ポイント : 99 |
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フランス
ギガル傘下ながらスタイルを異にするコート・ロティのドメーヌ
ボンスリーヌは2006年、北部ローヌのスペシャリストであるギガル家が取得したドメーヌ。
コート・ロティに所有するブドウ畑の面積10haは、当時、ギガルに次ぐ広さであった。
ボンスリーヌの名前はシラーの別名「スリーヌ(serine)」に由来する。
1984年に傘下に収めたヴィダル・フルーリィ同様、ギガルはボンスリーヌを独立したドメーヌとして存続させ、醸造責任者も引き続き、ステファン・カレルを登用。完全に吸収してしまったジャン・ルイ・グリッパやド・ヴァルーイとは戦略が異なっている。
ギガルとまったく同じ造りであれば、わざわざ独立したドメーヌにする必要はなく、発酵前の低温マセレーション(ラ・サラジーヌのみ)や、228リットルの小樽のほか650リットルのドゥミ・ミュイを熟成に用いるなど、醸造上、ギガルとの差異が見られる。樽香を抑え、果実のアロマをより強調したスタイルといえる。
コート・ロティは3種類あり、もっともスタンダードな「ラ・サラジーヌ」はコート・ブリュンヌを中心とした6つの区画を混醸。シラーに3%のヴィオニエが含まれる。新樽率80%で24ヶ月の樽熟成。
「ラ・ヴィアリエール」はドメーヌの裏手にある1haの単一区画。コート・ブリュンヌの結晶片岩土壌で、3%のヴィオニエが混ざる。新樽100%で24ヶ月の樽熟成。
「ラ・ガルド」は樹齢50年のシラーのみからなる長期熟成タイプのキュヴェ。新樽100%で36ヶ月の樽熟成だ。
ドメーヌでは1haの区画(エィゲとラ・グランド)からコンドリューも醸造。ドゥミ・ミュイの新樽による発酵で、樽熟成期間は12ヶ月。
またこれら自社畑産のワインを補完する形で、買いブドウからなるネゴスもののワインを「トラディヴァン」の名でリリースしている。
サン・ジョゼフの「レ・ゼディル」とクローズ・エルミタージュの「レ・コロナード」があり、それぞれ古樽のみを用い、24ヶ月の樽熟成が施される。